光学印象について
こんにちは、歯科技工士の堀之口です。今回は「光学印象」についてお話しします。
通常の印象は(口腔内の型を取る事です)歯列よりも大きなトレーに印象材(柔らかい粘土みたいなもの)を盛って、歯列に押し付けて型を取っています。
(その型に石膏を流し入れて作業用の模型を作っています)印象を取る時は、嘔吐反射・数分間口を動かさない・におい・口の周りが汚れるなど患者さんの中には不快な思いをしている人もいると思います。
光学印象はスキャンカメラ(電動歯ブラシぐらいの大きさです)で直接口腔内を撮影し、そのデータをコンピューター内で３Ｄ画像にします。撮影中は呼吸もしやすく､口元も汚れません。
その後はコンピューター内で３Ｄ画像を元に患者さんの歯列、歯の形にあった補綴物(つめもの・被せ物)を設計して、専用のミリングマシン(切削器械)を使用して製作します。
万が一、補綴物が壊れてしまってもデータが残っているので再度印象をしなくても作り直す事ができます。
ただ、今はまだ保険は適用されていません。
当院でも数年前から導入されているので気になる方は、相談してみてはいかがでしょうか。

尾立歯科医院
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