スタッフブログ
舌癖について
みなさん、こんにちは。歯科衛生士の田口です。
今回は舌癖についてお話ししたいと思います。
皆さんは舌がどのような働きをしているかご存知ですか?
物を飲み込んだり、話したり、また歯並びに影響を与えたりするなど舌は大切な役割を持っています。
通常、歯には外側からは頬や唇の力が、内側からは舌の力が加わり、これらの力が上手く調和することよって正しい位置を保つ事ができます。
例えば、日常的に口で呼吸をしている場合、舌から歯に加わる力が増し、逆に唇から歯に加わる力が少なくなる為、結果として歯が外側に出てきたり、前歯がうまく噛み合わず物が噛みきれなくなったりする事があります。
また、気づかないうちに上下の歯の間から舌が出てたり、舌を歯に押し付けていたりする事で、歯並びや噛み合わせが悪くなったり、発音を阻害する事もあります。舌癖とはこのような舌の動きのことを言います。
舌癖を治すには正しい舌の位置や唇の状態を保つ事が大切になります。
舌の正しい位置は安静時に舌の先が上前歯の裏側の歯茎付近に当たり、舌全体は上顎に緩やかにくっついている状態です。
気づかないうちに舌が前歯を押していたり、舌が下の方に落ちていたりする方は正しい位置を意識してみてくださいね。また舌癖を治す方法の一つとして舌のトレーニングなどもあります。
もし気になることがございましたらお気軽にご相談ください。
尾立歯科医院
099-256-3927