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歯石はどうやってできるのか?
こんにちは。歯科医師の田中です。
本日は「歯石の成り立ち」について、分かりやすくご説明します。
歯石とは?
歯石は、歯の表面に付着した磨き残し(プラーク)が、唾液中のカルシウムやリン酸と結びつき、硬く石灰化したものです。
歯石ができる仕組み
- プラークの成分 プラークにはカルシウムイオンやリン酸イオンが多く含まれています。
- 石灰化の過程 酵素の働きやpHの変化によって、プラーク内でリン酸カルシウム化合物が生成されます。これが固まることで歯石が形成されます。
- 唾液の影響 唾液中の成分がプラークに浸透し、リン酸カルシウムの生成を促進するため、歯石がより固まりやすくなります。
- 細菌の関与 プラーク内の細菌も歯石形成の一因です。
これらの要因が重なり、歯茎の上に見える白っぽい歯石が作られます。
歯石の除去について
毎日のブラッシングを頑張っていても、完全に歯石を防ぐことは難しいです。付着してしまった歯石は、歯ブラシでは取り除けないため、歯科医院で専門的な器具を使用して除去する必要があります。
当院では、歯石除去を行い、歯の健康維持をサポートしています。私自身も定期的にクリーニングを受けており、すっきりして気持ちが良いですよ。
歯石をため込まず、お口の健康を保つためにも、定期的な歯科受診をおすすめします。
尾立歯科医院
099-256-3927