歯周病予防に効果的!歯石について
こんにちは。
尾立歯科医院受付の上井です。
夏真っ盛り、日差しが強く、海に行きたくなるような毎日が続いていますね。
お子様は、夏休みを思う存分満喫しているのではないでしょうか。
さて、今日は歯石についてお話しようと思います。
歯石という言葉はよく耳にしますが、歯石とはいったい何なのでしょうか。
まず、バイオフィルムというものをご存知でしょうか。
バイオフィルムと直訳すると「菌膜」です。
細菌などの微生物が出す、ネバネバのスライムで包まれた微生物の集合体のことをいうのです。
歯の表面のプラーク(歯垢)もバイオフィルムの一種となります。
そして、歯石の話にもどりますが、歯石とは、このバイオフィルムの一つであるプラークが、唾液中のカルシウムなどを取り込んで、石灰化し固くなったものなのです。
歯石があると、どのような問題があるのでしょうか。
歯石表面は、ザラザラとした面になっています。ここにプラークが付きやすく、除去しにくいため、歯周病が進行しやすくなるのです。
ですから、歯周病予防のため、歯石は必ず除去しなくてはなりません。
ですが、プラークは歯磨きや糸ようじ、歯間ブラシなどである程度は取り除くことができるのですが、歯石は、これでは除去できないのです。
歯科医で専門の器具を用いて機械的に除去しなければなりません。
普段からのケアを丁寧に行い、プラークをとり、歯石にならないようにすることが第一ですが、すでにある歯石は歯科医で除去してもらいましょう!
定期的に見てもらうことで普段取り残しているプラークを取ってもらうことも大事です。
これらのことがもっと効果的な歯周病予防になります。
もうすぐ9月となりますが、秋の気配はまだまだ感じませんね。
皆様夏バテにはくれぐれも気をつけてこの夏を楽しまれてください。
参考:「歯の話パート2」
尾立歯科医院
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