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入れ歯の安定剤について

こんにちは、尾立歯科の歯科衛生士の橋口です。
冬に向けて徐々に寒くなってきましたが、如何お過ごしでしょうか?

さて、今回は義歯の安定剤についてお話しさせていただこうと思います。
なぜ、今回入れ歯安定剤のお話しかというと、先日,義歯の調整にいらした患者様に「入れ歯が合わなかったら入れ歯の安定剤とかを使えばいいよね?」
と質問を受けました。
以前にも義歯が合わないので安定剤を使用されている方がいらっしゃったので今回はこれを題材に選んでみました。

さて、義歯の安定剤が多く出回る現代において、上の義歯であれば落ちてくるから、下の義がであれば痛くて噛めないから、等の理由から安定剤を使用している方は少なくないと思います。
義歯の安定剤には

『クリームタイプ』
『粉末タイプ』
『テープタイプ』
『クッションタイプ』
『液状タイプ』
など様々なものが市販されています。が、

ここで覚えておいて欲しいことがひとつ、
安定剤は緊急的な処置として使用するのはともかくとしても、長期的な使用するべきものではないということです。

なぜならば、義歯の安定剤は一時的なしのぎのような状態であり、義歯があわなくなっていることに対する根本的な解決にはいたっていないからなのです。

もし、次のような症状がある場合には安定剤を使用することはせず、歯科医院を受診して調整をする、あるいは新しく作り直すことをお勧めします。

●適合が悪くなっている、つけていると痛みがあるとき
●人工歯が擦り減っていてかみ合わせが困難な入れ歯になっているとき
●入れ歯が破損してしまっているとき

これらの状態を放置していると、あごの骨の吸収が進行し,顎関節に大きな負担がかかることにもなります。
快適な毎日をおくるためにも調子が悪くなってきたら痛みはずっと我慢せず来院するようにしてください。

最後になりましたが、毎日寒かったり暖かかったりという日が続いておりますが、体調にお気をつけてお過ごしくださいませ。

尾立歯科医院
099-256-3927