金属アレルギーについて
こんにちは、衛生士のクキノです。
最近は、日が暮れるのが遅くなったり、日中も大分暖かくなってきました。
春の訪れも、もう少しですね。
今回は、金属アレルギーについてお話します。
金属アレルギーと聞くと、指輪やピアス・ネックレス・時計などでかぶれて湿疹やかゆみなどがでるとおもいますよね。近日は歯科治療で使われる金属もアレルギーの原因と言う事がわかってきました。
皆さんのお口の中にも、一つは金属が入っていると思います。
(無い方は、しっかりお手入れされていますね♡)
金属アレルギーが起こるのは、金属がイオン化して体の中に入ると人間が本来持っている免疫力で抗体がつくられます。(抗原抗体反応)
その後、その金属が体内に入ると拒絶反応を起こすのですが、その際体にも炎症や障害を引き起こすことがありこれが金属アレルギーです。
つまり、溶け出した金属がイオン化して金属アレルギーの原因となっているんです。
花粉症と同じで、今までは何ともなかったのに突然アレルギーが出て口の中以外で発症したりするので、口の中の金属が原因と判りにくい場合があります。
金属アレルギーの要因を無くすには
1.種類の違う金属が入っていると、電流が出てアレルギーが出やすいと言われているので出来るだけ同じ金属を使う。
2.溶け出し難い金属を使う。
水銀・ニッケル・コバルトなどは溶けやすい金属なので、金・銀・プラチナ・チタンなど溶け出しにくい金属を使う。
3.金属を使用しない。(セラミックなどを使う)
金属アレルギーを発症した場合、原因になったであろう金属を除去し、今後は避ける事でアレルギー反応を鎮め再発を防ぎます。
気になる方は、医師やスタッフに気軽にお声を掛けてください。
尾立歯科医院
099-256-3927