キシリトールの働き
こんにちは、歯科衛生士の田中です。
桜も散り、少しずつポカポカした日が続くようになり過ごしやすくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
今回は、キシリトールの働きについてお伝えします。
最近、ガムやお菓子、健康食品などにキシリトールと書いた物を多く目にします。
キシリトールは、むし歯の予防に効果的といわれています。
その理由として、
(1)キシリトールはむし歯の原因にもなるプラーク(細菌のかたまり)を歯に付きにくくしてくれる性質がある。
(2)むし歯の原因菌の悪玉ミュータンス菌を善玉ミュータンス菌に変えてくれる。
(3)歯磨き、フッ素の吸収、糖分の摂取制限だけでは完璧に出来ないミュータンス菌のコントロールをサポートする。
(4)キシリトール入りガムの場合、噛むことで唾液がでてお口の中を良い状態に近づける働きをします。
むし歯予防に効果的なキシリトールの使い方として、1日3回キシリトールの入っているガムなどは摂取しましょう。
定期的に歯科医院で検診を行い自分自身の歯の状態を知ることも大切です。
定期健診をすることでむし歯ができても小さいうちに治療ができます。
それをふまえた上でキシリトールを定期的に摂取し、できるだけキシリトール濃度の高いものを摂ることをおすすめします。
※キシリトールを食べ過ぎると、お腹がゆるくなる可能性があるので、気をつけましょう。
むし歯は、いろいろ原因が重なってできるので、規則的な食生活や正しい歯磨き、フッ素などを定期的な処置を行い予防に努めましょう。
尾立歯科医院
099-256-3927