子供の歯の生え方や、その時期に合わせた磨き方
こんにちは。尾立歯科医院衛生士の橋口です。
虫歯の予防には規則正しい生活と上手な歯磨きが効果的です、そのためには小さいうちから歯磨きの習慣をつけることが大事です。
……と、いうのはよく言われていることですが、
時折健診にこられたお母様方が、歯磨きをするタイミングとかを聞かれることがあることを考えると、実際子供の生えてきたらどうすればいいのか、と不安に思う方も少なくないのかな、とおもいます。
そこで、今回は子供の歯の生え方や、その時期に合わせた磨き方をまとめてみました。
もしよければこれを参考にしていただいて、大事なお子さんが虫歯にならないように見守っていただければ幸いです^^
😁6か月~9か月ごろ:下の前歯が生えてくる
●歯が生え始めたころ
スキンシップの一環として、口のまわりを触られるのに慣れさせていきます。
下の前歯が生えてきたら、ガーゼで磨きましょう。
9か月~10か月ごろ:上の前歯が生えてくる
●上下の前歯が生えてきたら
上の前歯は唾液が届きにくいので、歯についた汚れはなかなか自然に落ちません。
乳幼児用の先端の小さい歯ブラシを使用して歯磨きをはじめましょう。
歯磨きがどうしても難しい場合は、下の前歯のようにガーゼを使用して磨きましょう。
11か月~1歳:上下の前歯が4本ずつ生える
●歯ブラシを使ってを磨きましょう。
1歳2カ月~1歳6か月ごろ:奥歯(第一乳臼歯)が生える
●奥歯が生えてきたら
奥歯は臼状の形をし、溝があるので汚れがたまりがちです。
食後はもちろんのこと、できれば寝る前にもきちんと磨いてあげてください。
家族で歯磨きをすると、子供も真似をしたりするのでいいかもしれません。
😁1歳4か月~1歳9か月ごろ:犬歯が生える
😁2歳6か月ごろ:奥歯(第二乳臼歯)が生える
●上下の歯が20本そろったころ
子供自身にも歯ブラシで磨く練習をさせ、歯磨きを習慣づけましょう。
ただし、子供はまだ一人では完全に磨くことを難しいので最後には大人が仕上げ磨きをしてあげましょう。
😁3歳
😁6歳:最初の永久歯(6歳臼歯)が生える
●乳歯から永久歯へはえかわるころ
最初の永久歯の奥歯は、手前の歯よりも一段低く、歯ブラシも届きにくいです。
気をつけて磨くように子供に注意しましょう。
まだ磨き残しもあるかもしれませんので、大人が仕上げ磨きの際に確認してあげましょう。
最後に補足ですが、子供が嫌がらないように仕上げ磨きをするポイントです。
子供(特に乳幼児)が歯磨きを嫌がる理由としては『痛い』というのが大きいです。
乳幼児期には上唇の内側にある上唇小帯と呼ばれる部分が前歯のあたりまで伸びています。
前歯を磨く時に強くゴシゴシすると、上唇小帯を切ってしまうこともあり、少しでも傷つくと非
常に痛いので、赤ちゃんは歯磨きを嫌がります。
上唇小帯を指で抑えて、歯ブラシが当たらないようにガードして磨きましょう。
また、痛くない仕上げ磨きをマスターしましょう。
歯ブラシを短く持ち、小指を立てて子どもの頬に当てて固定します。
そして、歯ブラシの毛先2列くらいを使って、歯の表面に直角に当てて軽く圧迫したまま、小刻みに動かします。
毛先をゴシゴシと動かさない「圧迫磨き」なら痛がらず子供さんの抵抗もなく歯磨きができます。
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