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根面う蝕(歯の根虫歯)について
皆さんこんにちは。歯科衛生士の古川です。
8月8日に立秋を迎え、暦の上では秋が始まりますが、実際には一年で一番暑い時期です。
今回は、根面う蝕(歯の根虫歯)についてお話ししたいと思います。
歳をとってくると歯が伸びたように見えるのですが、それは歯が伸びたのではなく歯茎が下がっています。
歯茎が下がった歯の根元は、下がる前より酸に弱くなり溶けやすく、表面もザラザラしていて汚れがつきやすくなります。
その歯の「根元」にできる歯の根虫歯を放って置くと歯を失う原因となってしまいます。
また、歯の根虫歯により歯周病が進行し、全身の病気にもつながる危険性があります。
歯の根虫歯は痛みにくいため気付きにくく、複数の歯が虫歯になり、また進行が遅く重症化しやすいのが特徴です。
歯の根虫歯を予防するには、
1.食後5分以内に水か液体ハミガキを口に含みブクブクうがいで口をゆすぐ
2.普段通り歯磨きをした後に、歯と歯茎の境目を意識して2段階に分けて磨く
3.力を入れてゴシゴシ磨くと歯茎が下がる原因となってしまうので軽く当てて小刻みに磨くことが大切です。
4.歯間ブラシやフロスを使用して歯と歯の間 の磨き残しを落とすのも効果的です。
一度歯茎が下がってしまうと元に戻す方法はないため、定期的に歯科医院で健診をして予防することが大切です。
歯の根元がしみるなど、他にも不安なことや気になる事がありましたらいつでもご相談ください✨
尾立歯科医院
099-256-3927