皆さん こんにちは、歯科衛生士の石川です。
これから暑い季節になりますが、熱中症予防対策には水よりもスポーツドリンクがよいという話をよく耳にします。
そこで今回はスポーツドリンクについてのお話をしたいと思います。
スポーツドリンクには、ナトリウム（塩分）やカリウム、マグネシウムなどが含まれます。
また、成分表示の糖分を見ると砂糖や果糖、ブドウ糖液糖、甘味料などが記載されています。糖分は、500ml中33.5g なんと、スティックシュガーの約11本分に相当する量が入っているのです！
スポーツ中など、大量の発汗による体力消耗を素早く回復させたい時には、スポーツドリンクを適量飲むと効果的ですが、一日中だらだらと飲んでしまうと口の中に大量の糖分が残ることになり、むし歯を作る原因になります。
また、スポーツドリンクは、お茶やジュースに比べて酸性度が高く摂取し過ぎると酸で歯が溶ける酸蝕歯（さんしょくし）になる可能性が高くなります。歯が酸に溶け出すのはｐＨ5.5以下です。スポーツドリンクの酸性度は3.5ｐＨで炭酸飲料の2.8ｐＨに次ぐレベルなのです。
普段の水分補給は水やお茶で十分です。
歯と全身の健康のためにもスポーツドリンクは飲み過ぎない事が大切ですね。
何より一番大事な事は、飲んだらしっかりと歯を磨きましょう！

尾立歯科医院
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