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唾液の役割
みなさんこんにちは、歯科衛生士の古川です。
桜の季節もいつしか過ぎ、葉桜の季節となりました。
世の中では、新型コロナウイルス感染症のニュースが毎日のように報道されており、不安な日々を過ごされているのではないでしょうか。
今回は、唾液についてお話ししたいと思います。
口は、食べ物や病気を引き起こす病原体などの異物が入って来る体の入り口です。
口の中の唾液には様々な働きがあり、
1.保護作用:口の中に傷が出来ない様に守る
2.洗浄作用:口の中を洗いきれいにする
3.殺菌・抗菌作用:細菌に対する防御機能(ガンを防ぐ物質も発見されています)
4.緩衝作用:口の中の酸を中和してくれる
5.再石灰化作用:虫歯を防ぐ
6.排出作用:異物などを体から排除する
などがあります。
このように唾液は、口や体の健康を保つ上でなくてはならないものです。
しかし、年齢や服用している薬、生活習慣の影響によって唾液の量が減ってしまい
これらの働きが十分に発揮できなくなる事があります。
その際には、食べるときにかむ回数を増やしてあごを動かし、唾液腺を刺激したり、唾液腺をマッサージをすることで唾液の分泌を促すことが出来ます。唾液の量が減少したり、口内の乾燥が気になる方はご相談ください。
少しでも早く新型コロナウイルス感染症が終息する事を心より願っております。
尾立歯科医院
099-256-3927