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歯根吸収について

みなさんこんにちは、歯科技工士の堀之口です。

先日、中学2年生の息子の乳歯が抜けたみたいで、その乳歯を私の所に持ってきて

「この歯、根っこがないんだけどまだ、口に根っこが残っているのかな?」

と質問されたので、今回は『歯根吸収』について話をします。

乳歯が抜ける仕組みは、乳歯の下の顎の骨の中に歯胚という歯の卵のようなものができ、ゆっくりと成長します。これが永久歯になります。

この永久歯が乳歯の根っこの尖端に触れると根っこを溶かし吸収し始めます。

この事を『歯根吸収』と言います。

2、3年程かけて徐々に溶かしほぼ歯冠を残すだけになって乳歯が抜けます。

なので自然と抜けた乳歯には歯根がありません。

お子様のいる方は、是非今度抜けた乳歯をよく観察してみて下さい。

永久歯とは形が違ったり虫歯になっていた所が黒くなっていたりと興味深いです。

息子に「歯根吸収」の話をした後、下の乳歯だったので屋根に向かって「今までありがとう」と投げました。

そして、丈夫な永久歯が生えてきます様にと願いを込めて。

お口のトラブルは鹿児島中央駅より徒歩1分、尾立歯科医院へ是非ご相談ください。

尾立歯科医院
099-256-3927