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災害時の健康維持に~重要なお口のケアについて~
皆さん、こんにちは。
歯科衛生士の宮内です。
地震や大雨などの災害によって、避難生活をせざるを得ない状況になった時、見落とされがちなのが、お口の健康管理です。
避難生活では、慣れない生活を続けるストレスから、身体の抵抗力が下がったり、口腔衛生状態が悪くなりやすく、その結果、お口の中の細菌が増加しやすくなり、誤嚥性肺炎のリスクが高くなります。
水、歯ブラシ、歯磨き粉がある場合は、普段の生活を送っている時よりも丁寧な歯磨きを心がけて下さい。
(避難時のお口のケアのポイント)
☆歯ブラシがない時
食後に、少量の水や、お茶でうがいをしましょう!ハンカチやティッシュで歯の汚れをとる事も効果的です。
☆唾液を出す工夫を
唾液には、お口の中を綺麗に保つ働きがあります。耳の下、頬、顎の下を優しくマッサージします(唾液腺マッサージ)
ガムを噛んだり、よく話すことも唾液を増やす効果があります。
☆水が少ない時の歯磨き
約30mlの水を、用意してください。
水で、歯ブラシを濡らして歯磨きをします。
合間に歯ブラシの汚れをティッシュでふきとります。コップの水を少しづつお口に含んで、2〜3回に分けてすすいで下さい。
災害などの非常時には不安があると思いますが、そんな時に病気を発症しては大変です。
健康であるために、お口のケアも欠かさず行いましょう!
尾立歯科医院
099-256-3927