皆さん　こんにちは✨

歯科衛生士の久木野です。
今年の梅雨は長雨で、雨の量も多くビックリしますね。
早く梅雨明けしてくれればと思いますが、真夏の暑さを考えると複雑です💦

今年は、金属アレルギーについてお話したいと思います。
お口の中に金属の詰め物や被せ物をしている方が多いと思いますが、歯科金属が原因で全身の失神やかぶれを引き起こす事があります。
歯科治療で使用される金属の金属イオンが長い間に少しずつ溶け出して全身に広がりアトピーなどの様に反応します。

しかし、全ての金属がアレルギーの原因となるのではありません。
銀・ニッケルクロム・コバルト・水銀・アルミニウム・亜鉛など。
貴金属である金・プラチナ・チタンなどはイオン化しにくいのでアレルギーが出にくいと言われています。
特に「アマルガム」という水銀を約50％使用した金属は危険な物質です。
近年は金属アレルギーの原因といわれ使用されることもほとんど無くなりましたが、数十年前までこの材料が主流として使われていました。

この「アマルガム」を除去するとアレルギー皮膚炎などの湿疹が改善することもあります。
他にもニッケルクロムなどを使用した被せ物が原因でアレルギー症状を引き起こす事もあります。
医科での治療で改善がみられない場合、口腔内の金属アレルギーが原因かもしれません。

治療法としては、原因と思われる金属を外し金属を用いない処置をする。
材料がセラミック（非金属機材料）なら生体親和性が高く劣化せず、審美的にも優れています。
ただし、セラミックは保険対象外材料になるので少し費用がかかります。
保険対象外治療にはプラスチックを使用する場合もありますが、破損したり使用制限部位などもあるのでご自身のかかりつけ医とよく相談されると良いいでしょう。

当院でも、患者様の歯の状態やご自身の希望によって非金属機材料を使用した治療を行っています。
ご不明な点・ご質問があれば、受付・歯科衛生士・医師へお気軽にご相談下さい。

尾立歯科医院

尾立歯科医院
099-256-3927