院長ブログ
インフルエンザ予防には歯磨き!
ある介護福祉施設で行われた研究で、歯科衛生士が週1回、歯磨きや舌みがきの指導、プラーク(歯垢)の除去を行ったところ、実施しなかった施設と比べて、インフルエンザの発症率が10分の1に激減した……という報告があります。
10分の1とは驚きですよね。インフルエンザ、風邪の予防方法というと、手洗いやうがいなどが、一般的でマメにやっていらっしゃる方も多いかと思います。これからは是非!ここに丁寧な歯磨きもプラスしてみては?
ではなぜ歯磨きがインフルエンザ予防に効果があったのでしょう?
インフルエンザが細胞内に侵入して増殖するには、プロテアーゼという酵素があらかじめウィルス表面の突起を切っておく必要があります。お口の中の細菌が、このインフルエンザウイルスを手助けしてしまうプロテアーゼを作り出してしまうのです!ですから、お口を不潔にしておくと、細菌が増殖し、プロテアーゼの量も増え、インフルエンザにかかりやすくなってしまうのです!!
お口のケアをしっかり行い、細菌を減らすと、唾液中のプロテアーゼ量が減り、インフルエンザの発症も抑えられる…というわけです。
尾立歯科医院
099-256-3927