院長ブログ
八重歯は魅力的?
にっこり笑った時にちらりとのぞく八重歯(犬歯)がチャームポイントと言われることは多いですが、実は、日本独特の美的感覚。
欧米ではドラキュラの歯を連想させることから、小さなうちに矯正する家庭も多く、お隣の中国でも虎の歯としてあまり好まれていないようです。
一般的に6歳ごろに乳歯から永久歯への生えかわりが始まり、12歳〜13歳ごろまでに全部の歯が揃いますが、犬歯は一番速く、11歳〜12歳ごろに生えてきます。
その際、犬歯の生えるスペースと歯の大きさが合っていれば歯並びはそろいますが、大きさが合っていないと前の飛び出す形で歯が生えることになりこれが八重歯となります。
歯には一本一本に役割があり正しい位置に生えている犬歯は噛みあわせのかじ取りになりますが、歯の向きによっては唇や歯肉を傷つけ、口が閉じにくくなることもあります。
治療方法には歯列矯正や抜歯がありますが、抜歯することで口元が貧相になったり、噛みあわせに変化が生じることもあるため、およそ1〜2年かかりますが、自分の歯を残しながら歯並びを整える矯正治療を選ぶ人が多いようです。
気になる事があれば自己判断せず、ご相談下さい。
(参照:公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会ホームページ )
尾立歯科医院
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