こんにちは尾立歯科医院の歯科衛生士です！
もし自分が今の職業を選んでいなかったら・・・と考えた事がありますか？
もし、私が歯科衛生士という仕事を選んでいなかったら、私の口の中はボロボロだったかもしれません。少なくとも奥歯は全部、銀歯で歯周病もだいぶ進行していたと思います。
もしかして口臭も・・・！

なぜなら、私は子供の頃あまり歯磨きをしない子供だったらしいのです。
周りは「アンタはいつも黄色い歯をしていた。」と言います。
歯の表面に歯垢（バナ菌のかたまり）がベッタリ貼り付いた状態だったんですね。

今では絶対にありえない事ですが・・・。
その頃は私はもちろん周りの大人も口腔衛生にあまり情報もなく、知らなかったので指摘されたら、私もしぶしぶ歯を磨くという状態だったと思います。
たぶん小学３年生くらいまではそうでした。
幸いな事に私は中学３年生くらいまでは頂き物は別としてお菓子類をあまり食べさせてもらえない環境でしたので少しは救われたかな・・・と思います。
でもホントは、食べたくて仕方なかったので、高校入学と同時に家を出た時には浴びる程食べましたが・・・。
その頃は普通に習慣として歯みがきはしていましたので。

その後、歯科衛生にの専門学校に入学して色々学んでいくうちに歯みがきの大切さがわかってきたのと、やはり周りが昼休みなどの一生懸命、磨いているのに影響されてまじめに磨くようになりました。

理由が分かると不思議な事に「磨かなくちゃ！」という気になってくるんですね。

そのうち歯間ブラシやデンタルフロスも使うようになり、舌まで磨くようになりました。
あんなに歯みがき嫌いだった私が環境が変わるとこうも違うもんかとおかしくもありましたが、でも、そのおかげで今もこの年までしっかり自分の歯で美味しく食事ができています。

私が子供の頃は、口の中の健康という事についての情報はゼロに近いくらいでした。
だから、周りの子供たちは虫歯の進行を抑えるお薬を塗って真っ黒な歯をした子供たちがたくさんいました。
今では、ほとんど見ませんが。最近は有難いことにテレビなどでも大々的に口腔内の事について情報を流してくれるのでそれぞれの認識が昔とは全く変わってきています。
口の中の状態が全身の健康に影響する事も知られてきて、気をつける様になってきました。
大人がそうなると子供の口の中も気を付ける様になってきているようです。

情報提供をされると自分たちでも対策を考える事ができるようになるので、とても良いことだと思います。
もちろん、専門的なことは歯科医を中心に私たち衛生士もお手伝いさせて頂きますが、口の中に対する認識が、昔と全然違ってきているという事だけでもメディアの発達は良い傾向だと思います。

加齢に伴いどうしても多少の症状は出てくるかもしれませんが、皆様がいつまでも健康な歯で過ごせる事は大きな願いです。
私も今となって、この職業に出会って「自分の口の中は救われた」と思います。

もし、他の仕事に就いて入らたら・・・と考えると昔の自分の行動からしておそろしくなります。
皆さんも今の自分の仕事に感謝しつつ口の中もいたわって下さいネ。😁

尾立歯科医院
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