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親知らず,抜かなきゃいけない?
こんにちは、歯科衛生士の宮内です。
あっという間に夏も終わりに近づいていますが、まだまだ暑いですね〜。
20歳前後で生えてくる「親知らず」
今回は親知らずについて説明したいと思います。
『親知らずを抜くのって,すごく痛いそうだし怖い。』
多くの方が知人・友人から聞いた話に、そんな印象をもっているのではないでしょうか?
そもそも親知らずは絶対に抜かなければならないのでしょうか?
答えは「ノー」です。
厳密に言うとケースバイケースです。
●親知らずを抜いた方がいいのは
虫歯になりやすい、歯周病になりやすい、磨きづらい、治療ができない場合です。
その理由は,最も奥に位置していて,しかも曲がって半分埋まった形で生えている事にあります。
歯が埋まった部分は、のどに近い為,炎症や肺や心臓などの主要な臓器に達しやすい。
さらに女性の場合は、妊娠時に親知らずが炎症を起こすと抗生物質が使えないので大変なことになります。
●逆に抜かなくてもいいのは
(1)矯正などで、歯を抜く処置をしており、親知らずの位置が、前の方にある場合
(2)親知らずがまっすぐに生えていて反対側としっかり咬み合いさらにきちんと磨ける場合。
必ずしも抜かなければならないというわけではないですが、きちんとメンテナンス出来る親知らずが少ないのも事実です。親知らずが気になる方は,相談にいらしてください。
尾立歯科医院
099-256-3927