舌についてお話しします!
こんにちは,尾立歯科医院の衛生士のクキノです。
陽気の日が多くなり,すっかり春めいてきましたね。
あちこちで桜の花も咲き始め,ことしは『春』を探しに行こうかと思います。
今回は。舌についてお話したいと思います。
皆さん,鏡で自分の舌を見たとき白くなっている事ありますよね。
健康な状態の舌には白くコケみたいなのが付着しています。
これを『舌苔 ぜったい』と言います。
その成分は,口の中の粘膜から剝がれた細胞(アカ)や食べかす,口の中の細菌や老廃物です。
舌苔はこすると取る事が出来,少し臭いがして口臭の一つと言われています。
舌苔は,薄く白くついているくらいでは問題ないのですが,舌の表面が見えなくなる程,分厚く真っ白になっている場合は口臭の要因となります。
舌苔は,唾液の分泌不足など口腔内の自浄作用がうまく機能していないと増えてきます。
就寝時や疲れた時もふえます。
舌苔が黄色っぽい状態は,タバコの服用・カレーの日常食化・コーヒーの多飲による色素沈着もあります。歯周病や虫歯,胃腸の疾患,熱が原因の場合もあります。
色の濃い褐色や黒っぽい色だと,体力低下や抗生物質などの副作用なども考えられるので,注意が必要です。
気になったら,かかりつけ医に相談して下さい。
舌苔が全くついていない状態は,舌の表面の新陳代謝が悪くなっていたり,栄養バランスが悪くなっていたりするので,注意が必要です。
舌がピリピリしたり,味覚障害が起こる事も有ります。
舌のお手入れは,歯磨きの時一緒に磨いても良いし,舌専用の舌クリーナーを利用してください。
力を入れすぎると舌の表面を傷つける事もあるので気をつけましょう!
また,口臭防止のタブレットを使用すると,酸素の力で舌苔を分解してくれます。
清掃と共に,舌苔がつきにくくなるよう口腔内環境を整える事も大事です。
鏡を見ながら舌ケアして口臭予防,健康管理もしていきましょう。
尾立歯科医院
099-256-3927